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0.1度のこだわり

12 03, 2009
mikan

毎度お運びいただきありがとうございます。
俗に"こたつにみかん"という組み合わせは、とても昭和的な風景のひとつで、
11月のエントリーでご紹介した「福岡のかき」はどうしても秋のイメージが強く
寒い冬をイメージさせる"こたつ"には、やはり寒い冬に旬を迎える"みかん"の方が
何かと相性が良い気がします。そう、今月ご紹介するのは「福岡みかん」です。

福岡県におけるみかんの栽培は、八女郡、みやま市、糟屋郡、糸島郡など
県内の複数のエリアで盛んで、今回はそのうちのひとつJA粕屋を訪ねました。
福岡都市圏に隣接するこの地域では、みかんやキウイ、いちじく、ネーブル等
柑橘類の栽培が特に盛んで、それぞれの品種の収穫量は決して多くはないものの、
さまざまな柑橘類を一年を通じて栽培・出荷している特徴的な地域です。
そのJA粕屋かんきつ部会 部会長の井上英機さんを訪ねました。

井上さんは、今年4月から部会長を務める大ベテラン。
「みかんはね、水分調整が一番大事」と教えてくれました。
春先から梅雨明け頃まではたっぷりと水分を与え、
梅雨明けから収穫までは少なく与える。
年間を通じて水分調整をすることで、おいしいみかんができるのだそう。
「だけん、粘土質の土の方が(土が)水を溜め込まんけん良かもんね」と井上さん。

さて"おいしいみかん"ってどんな味なのか?
JA粕屋では"糖度12度・酸度1.0度"を高品質の基準として設けているそう。
最近ではスーパーマーケットの店頭でも、この"糖度表示"はおなじみになりましたが、
"酸度"…つまり酸っぱさの度合いが、みかんの味わいを決める重要な要素なのです。
実は、取材時に、同じ糖度12度で、酸度が0.1度違うみかんを食べ比べしました。
「たって0.1度で、こんなにも変わるのか!」というほどまったくの別もの。
酸度が0.1度高いだけで、ちょっと表情が変わるくらい酸っぱく感じるのです。
たまに"甘いんだけど、なんか味が寝ぼけている"みかんってないですか?
これは、糖度は足りていても酸度が低いため、甘さがぼんやりしてしまう。
逆に、酸っぱいみかんは、糖度が足りないのではなく酸度が高いから。
しかも、その糖度と酸度にバランスは、なんと"コンマ1度"の世界なのです。

JA粕屋では、選果の際に専用の光センサーで糖度と酸度を測定するそうですが、
井上さん、実はこの0.1度の違いを、みかんを食べただけでほぼ分かるそうです。
「毎日食べようんやけん、そりゃ分かるよ」と笑う井上さんですが、
いくらお仕事柄とはいえ、驚くべきベロ(舌)メーターです。

人間の意のままにならない自然相手に、0.1度の世界を追求するなんて、
普段"ひと山いくら"で売られているみかんの、その奥深い世界を垣間見た思いです。

お帰りの際に↓1クリックどうぞ。ご来店ありがとうございます。
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tomekichi

Author:tomekichi
1967年8月23日生まれ。福岡市在住。福岡の老舗タウン情報誌『シティ情報ふくおか』の元編集長。現在は福岡市内の某印刷会社に勤務し、福岡の心地良い暮らしを満喫中。

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